#26 私は上司に何を期待していたのか
私たちは日頃から、「〜すべき、〜であるべきという無意識の期待」をしている。
そしてその無意識の期待を裏切られたときに、苛立ちや失望感といった負の感情が生まれる。
なのでその無意識の期待を認識し、新しい当たり前を設定しようというお話だ。
例えば、貴方の考える上司の理想はなんだろう。
・上司は新人に対して、丁寧でわかりやすい説明をしてくれる
・上司は新人が質問しやすいように、親しみやすい雰囲気を持っている
一般的にはこういった考えが想定される。
仮に貴方が上記のような思考の持ち主であったとして、次のような上司がいたらどう思うだろう。
・説明が雑で早口
・いつもピリピリ怒っていて接しづらい
私なら上司にイライラしてくるだろう。
上司に対してもっと相手(新人である自分)のことを考えて欲しいと思う。
ここで明らかにしたいのは、そういった負の感情が上司に対して浮かぶということは、
先ほど申し上げた「無意識の期待」を上司にしていたということだ。
だから、ここで上司に対する前提を変える。
上司とは理不尽で、相手のことなどこれっぽっちも考えていない。
上司とは基本的に怒っているものなんだ。という前提にする。
こうやって他人に対する「〜べき」をアップデートすることで、日常の悩みは少し改善される。