#10 なぜ自分の考えを発信するのか
今回はなぜ自分の考えを発信するのかについてお話しします。
今回の発信の定義は、何かを創り残すこと、です。
端的にいうならば「それが生きる意味」だからです。
具体的に説明します。
例えば今日、自分の頭の中でとても面白い考えが浮かんだとします。その後の行動パターンとしては以下の3つが有ります。
①自分の頭の中で完結させる
②浮かんだ考えを基に行動する(発信はしない)
③考えを発信する
ここで考えていただきたいのは「自分が死ぬ」ということです。
私たちの命は有限なので、死が必ず訪れます。
その時に、今日浮かんだ良い思考が、世界に残っているかは自身の発信にかかっています。
トゲのある言い方ですが、自分で何かを生み出し、残していこうとしなければ、あなたは存在していなかったことと同義です。
21世紀を生きる僕たちが、何千年も前のアリストテレスを知っているのは、彼が発信していたからです。
会ったことも、見たこともない夏目漱石と書籍を通じて触れ合えるのは、彼が発信していたからです。
そうやって未来に生きた証を残していくには、自分という人間をクリエイターとして認識するほかありません。
そんなこんなで最近私は、クリエイティブに生きて、日々の生活を残していくことが生きることなのではと考え始めました。
なにも、アーティストや作家、絵描きさんだけがクリエイターなのではありません。
一人一人が何かを生み出しています。
ただそれを形として残していないだけなのです。
かく言う私も、昔はなにかを発信することに躊躇いがありました。
なぜなら、自分をひけらかしているようで、そういった人たちとは一線を画して生きてきたからです。
しかし、仕事柄、何かをクリエイトする作業が増え、この発信に対する考え方が変わりました。
僕は絵のセンスもない。文才もない。曲が作れるわけでもない。でも、自分なりの発信で、クリエイターとして生きたいのです。
だから、これを読んでくださっているみなさんも、十人十色のクリエイターで日々を創り上げてください。